生涯学習支援

がん医療に携わる看護研修事業

平成25〜28年度(2013〜2016年度)にかけて、本会が厚生労働省からの委託を受けて実施した、がん医療に関する事業の概要をご紹介いたします。

平成25〜27年度(2013〜2015年度)の事業概要

「がん医療に携わる看護研修事業」として、がんと診断された時からの緩和ケアの充実を図ることを目的とした事業を展開しました。事業内容は、@がん医療に携わる看護師向けの教育用テキストを作成し、緩和医療に関して広く情報を周知させていくことA専門看護師や認定看護師が一般の看護師を緩和ケアのリンクナースに育成するための指導者研修を行うこと―の2点であり、がん診療連携拠点病院に所属する看護師を中心に事業を実施しました。

3カ年の事業成果として、2015年度時点のがん診療連携拠点病院401施設のうち385施設から指導者研修の修了者を輩出し、拠点病院における修了者の輩出率は96.0%となりました。また、がん診療連携拠点病院以外からも349施設から修了者を輩出するに至りました。指導者研修の修了者は総計で1,622名に及び、15年1月時点の認定者数をもとに算出すると、指導者研修の対象となるがん看護専門看護師・がん看護分野の認定看護師のうち、35.3%が受講を修了した結果となりました。

「がん医療に携わる看護研修事業」の3カ年の成果をまとめた報告書および事業で作成した「看護師に対する緩和ケア教育テキスト「改訂版]」は下記をご参照ください。

  • 2014年度に作成した「看護師に対する緩和ケア教育テキスト[改訂版]」は、最新の知見に内容を更新していく必要性を鑑み、17年度末ごろにPDF版の掲載を終了する予定です。
    なお、今後は本会の編集協力のもとに緩和ケア教育に関するテキストの出版を予定しております。刊行にあたっては本ページでご案内させていただきます。

平成28年度(2016年度)の事業概要

「がん医療に携わる看護師に対する地域緩和ケア等研修事業」として、地域における緩和ケアの推進や連携強化を図ることを目的とした事業を展開しました。事業内容は、@地域緩和ケアに関する研修プログラムのインターネット配信A地域における緩和ケア提供体制のネットワーク構築を促進するための地区別交流集会の開催―の2点であり、がん診療連携拠点病院のみならず、一般病院や訪問看護ステーション、診療所に所属する看護師など、地域における緩和ケアに携わる看護職全般を対象とした事業を実施しました。

インターネット配信研修[オンデマンド]を通して配信した地域緩和ケアに関する研修では、1,707名が受講を修了しました。また、全国6地区で開催された交流集会には、訪問看護ステーションや病院に所属する看護師を中心に総計425名が参加し、地域における緩和ケアのネットワーク構築に向けた活発な意見交流がなされました。

3カ年の事業成果を受けての今後への期待

2013〜15年度にがん診療連携拠点病院を中心に展開した「がん医療に携わる看護研修事業」と、16年度に地域における緩和ケアに携わる看護職を対象に実施した「がん医療に携わる看護師に対する地域緩和ケア等研修事業」の成果として、病院と地域の間での連携が強化され、がんと診断された時からの緩和ケアが切れ目なく提供される体制の構築が推進することを期待しています。

本会としては、地域緩和ケアに関するインターネット配信研修[オンデマンド]を17年度も引き続き配信してまいります。詳細はインターネット配信研修[オンデマンド]ページをご覧ください。

【問合先】
公益社団法人日本看護協会  看護研修学校教育研究部継続教育課
TEL : 042-492-7453
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