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訪問看護を基盤とした小規模多機能型居宅介護
“小規模多機能型居宅介護”と“訪問看護”の「複合型サービス」とは
〜ナースがつくる もうひとつの“家”〜
複合型サービスの試行事業に関する結果
平成23年度日本看護協会事業において、複合型サービスの試行事業を実施し、その結果を社会保障審議会介護給付費分科会に報告しました。
- 複合型サービス(訪問看護と小規模多機能型居宅介護)における ケア提供体制の在り方について[PDF394KB]

(第80回社会保障審議会介護給付費分科会(平成23年9月22日)提出資料)
複合型サービス創設の経緯
日本はこれから本格的な「高齢・多死社会」を迎えます。今のままの医療・介護体制では、将来的には年間死亡者数が医療機関や介護施設の受け入れ数を大幅に上回る、という推計も出ています。

(図1)
「可能な限り、住み慣れた地域で、自宅で、最後まで暮らし続けたい」- これは多くの国民の希望です。しかし同時に、「家族に介護の負担はかけたくない」という気持ちもあります(図2)。一人暮らしや高齢者のみの世帯も増えていく中、家族の介護力がなくても、医療・介護サービスを利用して在宅で暮らせる環境づくりがこれからの課題です。

24時間365日、安全・安心な在宅療養を続けるためには、多様なサービスが必要です。「訪問」のサービスだけが頑張っても、一日の限られた時間を「点」で支えるのが精一杯です。時には、看護・介護の専門職の目の行き届くところで「通所」や「宿泊」ができればいい。療養上の不安や疑問を、看護職に気軽に相談できればいい - 必要な機能を考えていった結果、日本看護協会は「訪問看護を基盤とした小規模多機能型居宅介護」を提案し、実現に向けて活動してきました。従来の「小規模多機能型居宅介護」の通所・宿泊・訪問介護に、あらたに「訪問看護」の機能を加えることで、医療・介護ニーズの高い在宅療養者への支援の充実を図るものです。

2012年度より、介護保険の「複合型サービス」として、「訪問看護を基盤とした小規模多機能型居宅介護」が創設されることになりました。1つの事業所から訪問看護・訪問介護・通所・宿泊サービスを、利用者の状態に応じて柔軟に、一体的に提供することが可能になります。
(図4)


日本看護協会では今後、複合型サービスの全国的な普及促進に向けて、看護職をはじめとする関係職種への支援や情報提供を進めていく予定です。