お知らせ

協会ニュース 2013年5月号

 故見藤隆子先生を偲ぶ会

【親交の皇后さまご出席】

日本看護協会と日本看護連盟は4月17日に「故 見藤隆子先生を偲ぶ 会」を東京プリンスホテルで開催し、346人が出席した。親交のあった皇后さまもご出席された。見藤隆子元会長は1993年から本会の第9代会長を務めた(経歴など詳細は、本紙2012年12月号で既報)。

出席者全員での黙とう後、あいさつに立った坂本すが会長は、就任直後に二人で看護の将来について話したことに触れ「体調が悪いにもかかわらずお一人で協会にお見えになりました。その時にいただいた『決めたことは迷わず進めてください』という言葉から、実行する日本看護協会が私の指針となりました」と当時を振り返った。

さらに、見藤元会長が准看護師養成停止に最も精力を注いだことや日本訪問看護財団の設立、阪神・淡路大震災の際に災害支援ナースの原型となるボランティアナースを派遣したことなどの多くの功績をたたえた。

見藤元会長の実妹にあたる坂川雅子さんは「皇后陛下を心から敬愛していたので、ご臨席いただけたことは最高の贈り物です。姉はがんの手術後に、残した仕事をやり遂げ、5回の海外旅行をしました。体調が思わしくない中で、私たち妹を壱岐・対馬・五島列島への旅行にも連れて行ってくれました。それから1週間後に緩和ケア病棟に入院し、12日後に亡くなりました。後日、担当の師長さんから『やることはすべてやったので、甘えていいかしら』と涙を流しながら話していたと聞きました。甘えたことなど一切なかった姉が、最後に人に甘えることができて本当に良かったと思っています」と、入院時のエピソードを紹介した。

閉会のあいさつで、菊池令子副会長は「厳しさの中にもやさしさがありました。最期まで気丈な姿を見せていただいた」と、一貫して看護の質の向上と専門性を追求し、未来を切り開いてきた故人をしのんだ。