お知らせ

協会ニュース 2013年3月号

「夜勤・交代制勤務ガイドライン」を公表

安全・健康で働き続けられる職場へ

日本看護協会は、3月7日の記者会見で「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」(以下、ガイドライン)を公表した。ガイドラインは、2010年度に着手して以降、本会の社会経済福祉委員会での検討、パブリックコメントの募集、都道府県看護協会、労働科学や法律の専門家、現場の看護管理者などの多くの意見を取り入れまとめた。

看護職は24時間365日、患者の生命と健康を守るために夜勤・交代制勤務に従事している。看護は、人の生命を左右する判断と処置を行う強いストレスと緊張を伴う業務であり、さらに長時間勤務や夜勤を行っている。こうした医療現場の労働実態を踏まえて、「看護職の安全と健康が、患者の安全と健康を守る」という基本認識の下、看護職が安全で健康に働き続けられる職場づくりを進めるために、ガイドラインを作成した。

ガイドラインでは、「組織で取り組む対策の提案」(第4章)と「個人で取り組む対策の提案」(第5章)を行っている。組織的な対策と合わせてスタッフ一人一人が夜勤のリスクを正しく理解し、睡眠が健康に及ぼす影響や夜勤自体に医療安全上のリスクがあることを認識することが大切である。夜勤明けの過ごし方など夜勤従事者の対応策なども紹介しており、基礎教育や新人教育でも活用が期待される。

今後、ワーク・ライフ・バランス の推進の一環として、多様な勤務形態の導入という考え方を取り入れながら、長時間勤務の改善などの勤務環境改善の一つとして、夜勤の負担軽減にも役立てていただきたい。ガイドラインを参考にしながら、できることから一つでも二つでも取り組むことが重要である。

すでに、多くの職場で夜勤負担の軽減に取り組んでおり、本会では好事例を収集しその普及を図っていく予定だ。また、夜勤や当直に従事している医療従事者全体の取り組みの参考として活用されるように、普及に努めていく。(常任理事 小川忍)