お知らせ

協会ニュース 2013年1月号

国民の期待に応える看護協会に

日本看護協会会長 坂本すが

日本看護協会会長 坂本すが

謹んで新年のごあいさつを申し上 げます。

会長に就任し、2回目の新年を迎えました。就任以来、私は一貫して「現場重視」、看護管理者やスタッフの思いをしっかりと受け止め、現場とのつながりを実感できる日本看護協会でありたいと思ってきました。

政権は変わりましたが、社会保障・税一体改革の動きは進んでいます。本会も国民の期待に応えられる職能団体として、皆さんの満足にも寄与できるよう政策提言してまいります。超高齢社会を私たち看護職が先陣に立って支えるのだという気概を持って、共に頑張っていきましょう。

災害支援ナースの登録数は昨年の 4,800人から6,300人に増え、2011年度の災害看護研修の受講者は 4,000人に上りました。これも皆さ んの意識の高さの表れでしょう。折しも、昨年4月に日本看護協会は公 益社団法人となり、人々の健康な生 活の実現を使命としています。震災 を経て、国民の期待に応えられる日 本看護協会であらねばと、あらため て身の引き締まる思いです。

【夜勤・交代制勤務ガイドライン】

医療従事者の労働環境改善に向けて、国を挙げての取り組みが加速しています。

看護職員の確保定着には、働き続けられる職場づくりが欠かせません。厚生労働省では、一昨年、局横断的に構成された「看護師等の『雇用の質』の向上に関するプロジェクトチーム」が立ち上がったことに続き、昨年は、看護職以外の医療従事者も対象とした「医療分野の雇用の質向上プロジェクトチーム」が設置され、報告書が出される予定です。

本会でも「看護職の夜勤・交代制勤務に関するガイドライン」を間もなく発表します。有識者からの提言だけでなく、パブリックコメントで募集した現場からの声を聞き、まとめられたものです。これまで、看護職の夜勤・交代制勤務に関する指針が出されたことはありませんでした。このたび、本会が初めて打ち出す意義は大きいと自負しています。

看護師特定能力認証制度の議論は、3年目の正念場を迎えました。法制化実現のため、各方面へ働き掛けるとともに、試行事業を実践している施設や看護師を全面的に支援します。多くの方の理解を得るために、根気よく現場の声を聞いてまいります。

東日本大震災復興支援事業も継続します。本会は被災地支援の一環として、昨年10月より本会職員の認定看護師を福島県相双地区の医療施設へ派遣し、感染管理に関する看護体制を見直す支援を行っています。これは量的確保だけでなく、看護の質向上をサポートすることを目的としています。

保健師、助産師は、能力と専門性を最大限に生かせるよう努めてまいります。在宅看護は、看護師職能委員会Uを新たに設置しました。双方向性で課題を見つけ、在宅や介護施設での看護の役割の充実、強化を目指します。

【会員へのメッセージ】

今年は巳年。本会も巳年にあやかり、スマートに、柔軟性を持ちながら、政策実現に向けて、突き進んでまいります。

どうぞ本年もよろしくお願い申し上げます。