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喜美子(原日出子)の入院する病室に13歳の少女、育子(宮崎香蓮)が緊急入院した。骨折と激しい痛みに苦しむ姿と献身的に看病する母(有森也実)の姿は、喜美子にはとても他人ごとには思えない。それはまるで少女時代の自分と母親の姿だった。思わず声をかける喜美子に少しずつ心をひらいていく育子。慰め励まされるうちに病気と闘う同志のような絆がふたりに生まれていた。
退院、リハビリ、夫の転勤とめまぐるしい生活におわれながら今日も喜美子は手作りの押花を添えて手紙を書いている。入退院を繰り返す育子の手紙にも明るい日常がおどっている。心折れそうな日々も、まるで年齢を超えた”親友”のように語り合う手紙がふたりを支えていた。心の絆は、ふたつの家族の絆にもなっていく。だが、ある日、一本の電話が鳴って…